うさぼう(@usabo_tweet)です。倉下さん(@rashita2)のEvernoteを学ぶ記事の続きです。
500番以降のスタック、ノートブックの構成
例によってスタックとノートブックの構成を絵にしました。吹き出し部分はQ&Aさせていただいたものです。吹き出しがないものは書籍やブログ記事に説明があったものなので、そちらもあわせて紹介します。
ここからはノートが行き来することは基本的にありません。用途にあわせて移動して活用されます。
500番台以降は状態別よりは目的別
Web記事のスクラップは500のノートブックに格納されます。行き先が決まっていてもいったんはinboxに入れるそうです。年々読む記事が減っているとのことで、情報ソースがどう変わっているのかは別途気になるところです。
500番台は種別のスクラップがあります。コンビニは4000超、Evernoteも2300超なので独立させがいがあります。「530日本人は学ぶ必要があるのか」が1000超。あまり書籍では見ていないテーマなので気になっています。
600知識BOX。知的生産アンバサダーの知識BOX。意外と件数は少なく数十件です。主にプログラミング言語系のノートが入っているそうです。私はWindowsなので見ていませんがAppleScriptを使ったノート作成など。ただ最近はGithub中心になっているとか。
803 [インスピノート]はどうして200[アイデアストッカー]の中にないのか、皆さんも疑問に思われたことでしょう。インスピレーションを書き留めたノートではなく、インスピレーションを受けるのではないかと思えるくらい良い記事を入れて置くためのノートブックなのだそうです。検索で探すというよりも、ノートブックを「読む」ような感覚で使われています。
804 [読書メモ]は、本を読み終えた後、読み返しながら気になった部分を書き写して作成するノートです。あとはKindleで読書しながら気になった部分をツイートシェアすると、Evernoteにもノートが作成されるようになっており、それを保存する場所でもあります。
805 [引用・名言]はブログ記事に解説があるのでそちらを引用します。
良い言葉、名言などを集めるノートブックです。アナログノートだと「書き抜き」に近い印象があるかもしれません。
Twitterから持ってくる場合も結構あります。名言を集めた本から転記することもあります。あと自分の「今日の一言」もクリップ+タグ付けして、このノートブックに放り込んであります。
900 [保管庫]も同記事に解説があります。
備忘録的な存在のノートブックです。
例えば、クレジットカードの明細のスキャンが入っています。何かの取扱説明書のスキャンが入っています。ブログ記事のテンプレートが入っています。自分で作ったチェックリストが入っています。ダウンロードしたフリーソフトのzipファイルが入っています。
それぞれカテゴリーに見合ったタグ(明細書、取扱説明書、テンプレート、チェックリスト、バックアップ)が付いています。
電話番号や手順を書いたものなど、つまづいたときに参照するものはまとめてここに保管しています。
901 [名刺入れ]はシンプルな使い方です。Eightとか他のサービスを使われておらず、シンプルに撮影して取り込んでいるそうです。
頂いた名刺をスキャンして放り込むノートブック。そのノートにはお会いした場所なんかも追記してあります。あと、やりとりが多い人については交流履歴なども書き込みます。
910 [加筆プロジェクト]スタックには、エッセイタイトルの元ネタなども入っているようです。空いた時間に加筆していくそうです。
910 [孵化ノートブック]スタックは青本のp195に解説があります。企画の切り口が見つかった、あるいは方向性がみえてきたアイデアがでてきたときに作るそうです。既存のスクラップから関連するノートが移動し、以降発生するクリップやアイデアとともにここで育っていくのでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。ノートをどういう単位に分類し、状態に応じて移動させていくかに着目しまとめてきました。これにより放り込んだまま使われることのない不幸せなノートは減らせるのではないでしょうか。皆さんのノートをエンパワーメントする何かの参考になれば幸いです。
今回見てきたものはEvernoteのごく一面なので、また機会を見て活用法をまとめていきたいと思います。アイデアメモとしてはWorkflowyも有力な保管先ですし、文章をまとめる上でのScrivenerも気になるところです。
直々にQ&Aに回答くださった倉下さん(@rashita2)に改めて感謝しつつ。
倉下さんEvernoteについて知ることができる書籍
青本です。この記事を書く上で多く参考にさせていただきました。
- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
緑本。私はこの本にある人脈管理が気になって購入しました。
- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2010/08/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 231回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
白本。アイデアを耕して育てる方法が書いてあります。超メモ術で倉下さん知った人なら次はこちらを読むのがお勧めです。
Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術 (デジタル仕事術)
- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/06/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
新しい緑本ですがお役立ちの豆技、種技が満載です。今さらいちから思想を見直すのはちょっと、という方も辞書的にかいつまむこともできます。
Evernote豆技50選 (Espresso Books)
- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: 倉下忠憲
- 発売日: 2015/03/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
達人として倉下さんが紹介されています。佐々木さんの本なのでタスクシューターがEvernote使うなら、思想面の親和性が非常に高いでしょう。
文具王との共著というか監修。Evernoteの整理法も公開されています。
超メモ術 ―ヒットを生み出す7つの習慣とメソッド (玄光社ムック) (玄光社MOOK)
- 作者: 倉下忠憲,高畑正幸
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2015/08/29
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
こんな記事もあります
定期購読のお願い
最後まで読んで頂きありがとうございました。よければシェアお願いします。
また、定期購読も心待ちにしています。うさぼう(@usabo_tweet)はFeedly読者の皆さんを特に意識して記事を書いています。