組体操に超感動!選曲、プログラム、スローガン…デザイン次第で運動会は面白くなる
うさぼう(@usabo_tweet)です。今日は運動会日和でしたね。
去年書いた「幼稚園の運動会に参加しながらいいダッシュボードについて考えてみた」という記事を引っ張り出して読みかえしてみました。なかなか読みづらかったので、簡単に要約します。
お題:運動会に役立つダッシュボードとは何か
回答:スコアボードとプログラム
さらに役立てるには、2つの方向性がある。
- 運動会のゲーム性を高める
- 親の記録負荷を軽減し、応援や参加度を高める
で、それはそれとして今日子供の運動会に参加して感じたことについて書きますね。
珍しく最後まで参加してみたら…
私は運動会を楽しんできたタイプではありません。なので余計に、かもしれませんが、赤白の勝敗にも、自身や子供の競技にも大した思い入れはありません。よって、先ほど紹介した記事のようなことを運動会の最中に考えたりするわけです。
だから今までは運動会に参加しても子供が出場する競技が終わったら先に帰っていたのですが、今回は珍しく最後まで参加しました。
そこで組体操を見てみたところ、これが思いのほか素晴らしくて泣きそうになったんです。
従来のイメージとは全く異なる組体操
私にとって組体操のイメージは、笛にあわせて扇をやってサボテンをやって、最後はピラミッドを仕上げて終わりという無機質なものでした。
けれど今日私が観たものは、そんな私のイメージとは異なっていたのです。「自分たちのクラスを表現するなら」というお題があり、一つ一つの体操にメッセージが添えられ、素敵なBGMと共に展開されていきました。
もしかすると、創作ダンスとかマスゲーム的な要素が組み合わせられているのかもしれません。ちなみにBGMにはドリカムの「未来予想図」など、歌詞のある曲のカラオケバージョンが使われていました。
本番に至る過程を想像して感動!
組体操を見て、失敗しないよう練習を繰り返した成果よりも、新学期が始まってから今日までの短期間で、メッセージを練って体操という形で表現するに至った過程が、走馬燈のように頭を駆け巡りました。
先生はどこまでお題を出したのか。
誰が仕切ってどうやってメッセージを検討したのか。
決まるスピードも内容も、それ自体がそのクラスらしさになります。
体育の先生が「うちのクラスは絶対勝つぞ」と力を入れるのもいいんですけど、個性の集合体としてのクラスがそれぞれ何なのかきちんと答えを出しているように見えて、本当に感動しました。ああ、クラスが一つになるってこういうことだな、と。
リレーや騎馬戦を盛り上げるのと同じくらい、いやむしろそれ以上に重きを置いて組体操に取り組んだ(と勝手に想像し)、先生にずっと拍手を送り続けました。子供たちにとって、一生の思い出になるんじゃないかなあ。
首謀者は誰なんだろう?から運動会のデザインへ
組体操であまりに感動したので、その後の競技のBGMや運営の動きをじっくり観察し、これはいったい誰の功績なんだろうと考えてみました。体育の先生?もしや音楽の先生?校長先生?
結局首謀者が誰かはわかりませんでしたが、組体操以外の音楽もいちいちよかったです。ムード盛り上げ楽団*1の重要性に気付きました。まだ読んでないサウンドマーケティングの本が再び気になり始めています。
運動会もデザイン次第でこんなに面白くなるのですね。
運動会全体をスローガン(Why)、プログラム(What)、運営(How)に分解して考えてみると、単なるBGMに留まらない曲選択(How)と新しいやり方の組体操(What)によって子供たちが運動会で得る体験に大きな違いがある気がしました。これってやっぱり、運動会をなぜやりたいか(Why)という思いから一貫している気がします。
終わりに
そういえばスコアボードも昨年に比べて改善が見られ、学校のあちこちでプログラムを見ることができました。プログラムの紙を忘れた人も気軽に確認できるので、これは嬉しいです。
あとは、今プログラム全体のどこなのかとか、それぞれの競技の詳細とか、そういった情報をスマホで提供したらもっと面白くなるのに、とも思いました。
ただWeb化しようって話をしているのではなくて、それをコンテンツとして生徒が作り上げたら文集のネタにもなるし、これまた一生の思い出になるのではないかと思うのです。
場所取りにもPTA競技にも相変わらず興味は湧かない私ですが、きっと来年も運動会には興味津々で臨んでいそうです。
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