スーパーベターになろう!──ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」 (早川書房)
- 作者: ジェインマクゴニガル
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
うさぼう(@usabo_tweet)です。「スーパーベターになろう!」を読んでいると強烈なメッセージが目に入ってきました。
意外なことに、どんなゲームをプレイするか、何時間プレイするかは関係ない。重要なのは、なぜプレイするかという一点だけだ。(第4章p151)
問いは続きます。
あなたは現実逃避のためにゲームをしているだろうか、それとも、人生をよりよいものにするためにプレイしているだろうか?
現実逃避のためにゲームをしているならば、憂鬱感が強まり、社会的にも孤立するようになり、実生活の目標を達成できる可能性は低くなります。
一方で、目的やポジティブな目標のためにプレイすると、自信や自己効力感が養われるそうです。娯楽活動としてのゲームだとしても、ポジティブな思考、感情、経験を感じることで、日常においても、努力と創造力を駆使して、ポジティブな結果にしようと考えるようになっていきます。
そのためのクエストが「14:目的を持ってプレイする」です。
クエスト14:目的を持ってプレイする
これは自分がよくプレイするゲームを挙げて、そのゲームをプレイすることで得られる恩恵を思い浮かべます。そして、その恩恵が実生活でのどんな目標に役立つかを結びつけます。
私の回答:
今でも続けている3つのゲームを例に、私の回答を紹介します。
恩恵:
1) 制限時間のあるパズルゲームで不安を振り払える
2) コインやルビーの限られた資源を使う戦略プランが鍛えられる
3) LINEによるリアル友達を協調と競争の相手にできる
目的:
1) 不安や不満を軽減したい時の気晴らしや気分の切り替えに使える
2) 適切に情報を収集し、戦略や目標を立てて取り組む能力が磨かれる
3) 協調の精神が育まれる。刺激し合って切磋琢磨できる
ゲーム:「イングレス」*1
恩恵:
普段よりも歩くようになる
これまで気にしなかったスポットに目がいくようになる
目的:
運動不足やダイエットにつながる。
ゲーム:ドラゴンクエストX
恩恵:子供の成長を感じられる。オフィシャルガイドブックを見ながら、どの土地に行ってどのボスを倒すか、関連するストーリーは何か、など探求心が育まれている。
目的:好奇心を満たすために自分で調べて試すことができるようになる。親子の共通言語が増える。
終わりに
現実逃避のようで後ろめたい気持ちを持ちながらゲームをすることはお勧めしません。でもついついやってしまうゲームにも、思わぬ恩恵に気づけることがあります。それを日常生活の何か他の目標に結びつけられたら本当に心強いパワーアップアイテムになりますよ。
こんなクエストが100個近く掲載されてる「スーパーベターになろう!」はこちら。
さあ、あなたもスーパーベターしませんか。
スーパーベターになろう!──ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」 (早川書房)
- 作者: ジェインマクゴニガル
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/11/30
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また、定期購読も心待ちにしています。うさぼう(@usabo_tweet)でした。
*1:※私のやっている単独行動の範囲に限定します。集団プレイするとまた別の恩恵があるはず