うさぼうの人生ダッシュボード化計画

仕事や家族との生活、読書や体験から考えたことを書き綴り、人生をゲームのように楽しむヒントを発信中

東ラ研Vol.16「いろいろなタスク管理」参加レポート

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目次

うさぼうです。11月20日に開催された東京ライフハック研究会に参加した感想を書きます。スマホでスキマ時間に書き加えていきましたが、気がつけば4,000文字を超える長文になりました。

 

東ラ研16回目にして初参加

前回の開催は2014年12月でした。当時は不参加。存在を知っていたのか知らなかったのかも定かではありません。

 

同じ頃、私は初めてオフラインイベントに参加しました。岡野純さん、佐々木さん、jさんが鼎談していたイベント*1。ブログこそ始めていたもののTwitterアカウントも作ったばっかりで、名刺も実名のもので、当時お渡しした方にはきっと今の私と紐づかない気が多分にしています。

初参加への意気込み

あれから2年、私の景色は大きく変わりました。登壇者、参加者のかなりと既にお会いしており、自らLTまで申し込みました。

 

何かを得ようと鼻息を荒くしてがっつくのではなく、ごく自然に、好きな書店に足を運ぶように。

豪華講師陣の講演

0) 北真也さん(ベックさん)

まずはベックさん。生でお話を伺うのは初めて(youtubeでは予習してましたが)。オープニングから10分LTで情報管理とセルフマネジメントのフルコース。LTは5分で切るからね!と引き締めておいて自身はたっぷり1講義分を話されました。ああ、話したいことも聞きたいこともこれだけあるのだなと。オープニングで歌なしギターソロを16分かき鳴らして去っていくその姿に、ああ、この人あっての東ラ研だなと胸がアツくなりました。ギターソロってマニアックだからヒットメドレーかなと思いましたがやっぱギターソロでいいですね。なぜならそう簡単には他人に真似のできない超絶テクだからです。

1) 佐々木正悟さん

続いて佐々木さん。この2年の間に何度もお話を伺っていますが、毎回その場に合わせた面白いお話を頂きます。今回はきれっきれのタスク管理の話。葛藤を除外して必然性のみを並べる。改めてリピートタスクをもっと洗練しようと心拍数が上がりました。

 

そういえば体調悪くて参加見送りも検討してたこと、この頃には忘れつつありました。

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2) 倉下忠憲さん

続いて倉下さん。物書きな仕事、フリーランスなスタイルを本当に楽しんでいるように見える倉下さん。そんな倉下さんがあえて「仕事を楽しくするためのタスク管理」というテーマにした理由。それはフリーランスとは無重力状態で宇宙に放り出された時本当に楽しめますか、と。逆に楽しめなかったら地獄なのです。固定的な収入が保証されたり、雑務を手伝ってくれる人なんていないのです。

 

だからこそ、仕事を楽しみ続けられることが重要で、マネジメントが必要なのだと。コツは、現実から始めること、理想から始めないこと。

 

具体的にevernoteGoogleカレンダーを利用した方法を紹介しながら、プロジェクトを3つまでにしたり、タスクの性質に合わせた管理方法など大変興味深く解説頂きました。

 

(ここで会場はいったん休憩)

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3) コウスケさん

続いてコウスケさんのPoints of you®︎セッションです。ホラノコウスケさんといえば名古屋ライフハック研究会とか、マインドマップでお名前をよく伺っていました。「マインドマップよりマンダラートが好きなんだよねー」という記事を書いた時にリプライ頂いたのをきっかけにブログを読ませて頂くようになりました。直接お会いしたのは8月のサマーハック。噂に違わぬキラキラオーラを頂戴することができました。

 

そんなコウスケさんの新しい武器がPoints of you®︎。想像力をかきたてるカードを使ってコーチングの効果を高めるそうです。30分(予定枠)で3ターンも体験できて、脳の普段使わない部位を大いに刺激できました。カードの写真が保存できてなかったのは残念ですが、24時間以内に行うアクションはtodoistにメモったので無事スヌーズされております。

4) ばんかさん

講師陣のトリは、ばんかさん。toodledo?todoist?の貴公子の異名を持つばんかさんは講師陣唯一の会社勤めです。とはいえウェブディレクターというからには主に経営まわりなのかしらと思っていたら、ウェブまわりのPMのようなお仕事、たまには自身で手を動かしたりもしつつとってもマルチワークな感じでした。

 

GTDモドキ(本人談)でtodoistを使ったタスク管理は、特に参考になったのが他人への依頼やフォローアップ。

 

  • 締め切りを期限項目に設定しておいて、少し前にリマインダーかけてフォローする。
  • 提出されてきた資料だけ見てもコメントできないので自身の指示内容はタスクに添付しておく

 などなど、お役立ちTipsが満載でした。

 

意外だったのは少し先を考えるのにマンダラートを使っておられるところ。すぐやめるかもしれないけどといいながらさらりとGoogleスプレッドシートのテンプレートを紹介するあたり、憎いです。

 

7人のLT侍

ここからはライトニングトーク。時間が押していたので5分厳守の質疑1件。

 

1) オガティさん『タスク管理ツールGTD Next』

オガティさん(@drmtea )はGTDネクストというツールの紹介でした。いろんなツールがあるから使ってみよう、ちょっとスキルあれば作ってみるのもいいかも、とタスク管理システムの可能性を広げるお話でした。

2)ぶれさん 『いちサラリーマンのタスク管理(仮)』

ぶれ(@brAin_1980)さんは、いちサラリーマンのタスク管理ということでEdit手帳とカレンダーの紹介をされてたのですが、、次が私だったのでごめんなさい、記憶がありません。。聞いてたつもりなのに気もそぞろとはこのことですね。。スライドとか動画のアップを心待ちにします!

3)『うさぼうの東ラ研LTダッシュボード化計画』

3番目は私。「うさぼうの東ラ研LTダッシュボード化計画」というタイトルで、私のタスク管理にダッシュボードをどう取り入れているかを紹介しました。

 

▼スライドはこちら

speakerdeck.com

 

イドさんがアシタノレシピ記事で6階層ピラミッドの紹介をして下さっていたので、個人的には懐かしの33.6時間ダッシュボードにもふれつつ、ダッシュボードとは何か、なぜダッシュボードなのか、今後何をしたいのか、をお話しました。

 

で、なぜタスク管理するの?については特に仕事における不安を解消するため、というページを用意しました。

 

心残りだったのは、生で「倉下さん本ダッシュボード」をお見せすればよかったなーというところと、質問のところでカルマランクの話にふれて、達人がいないか会場で聞けばよかったなという点です。

 

個人的には、ダッシュボードについてきちんと紹介する機会がなかったので、少なくとも参加された皆さんにはお伝えできたのがよかったです。ひとめでわかることで何かが改善すると感じた方はぜひお声がけ下さい、全力で一緒に検討いたします!

 

4) 小鳥遊さん『内勤事務職×タスク管理 feat. 自作ツール』

小鳥遊さん(@nasiken)の自作ツール初めて拝見しました。自分のLTが終わってほっと一息しており詳細まで見れませんでしたが、自作ツールを社内に導入するのとかって楽しいんだろうなーと思いました。「会社は仕事をしにいくところじゃない、タスク管理をしに行くところだ!」は名言ですね^^

5) 『プロトコルをベースにしたタスク管理』

実験プロトコルとは複数の人で確実に実験を行うための手順書のこと。実験だけあって時間計測がやりやすかったり、フローチャートが使えたり、なかなか便利そうでした。

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6) 三輪開人さん(@3_wa)『タスク管理の不都合な真実

昨年のブロフェスのオープニングを飾ってた三輪さん!*2。そんな三輪さんのプレゼンをこうして楽しめるなんて本当に光栄です。実際途上国のケースではあるものの、同じようなこと日本の会社やいろいろな組織でも絶対あるはず。ストーリーマネジメントというのはゲーミフィケーション的にいうと"世界観"ですね。壮大な何かの一部に協力してるとか、エピックウィンをみんなで成し遂げよう!というのはワクワクするものです。明るいゴールを思い描くことも、失敗を認め合うこともどっちもゲーミフィケーションだなと思いながら。1年越しにご挨拶できてよかったです^^

7) モンハコさん『えーと、どうだっけ問題』

LTのトリを飾るのはモンハコさんです。「えーと、どうだっけ問題」を「Save&Continue」で乗り切る。ネーミングが秀逸すぎます。IT現場の問い合わせ対応って本当にタスク管理しづらいですよね。発生は避けられないから、いつなんどき発生してもいいようにこまめにセーブする。これ役立つ人は結構多い気がします。

東ラ研の成功は研究成果の質と量からにじみ出る

この日は義父母が来ていたこともあって珍しく遅くまでいることができたので三次会まで参加しました。次以降の東ラ研どうしていくか、という議論がありました。

 

ベックさんの熱い想いが十二分に伝わったので帰り道に考えたことを少し。

 

人数でもない、収支でもない。では参加者の満足度かというと少し違って、参加された方の研究成果で測るのが研究会だと思います。登壇された講師、LTだけでなく参加された方それぞれが自身の課題解決と理想の追求につながることが一番の成果かと。当日の質疑応答に緊張感があるように、本当は事前に何を得ようとして参加するのかも明確にして臨むほうがいいし、事後にもどんな気づきを得て、どんな行動をとろうと思ったのか宣言して、実際に行動してみた結果を検証してまた次につなげる。定量的に測定は難しいけど、それがブログやSNSの投稿で垣間見ることができるならば、大成功なんじゃないでしょうか。

 

てことでここまで読んで下さった方は東ラ研参加された方もされなかった方も、何かしらのアクションをぜひに!

 

東ラ研、次回も楽しみにしています。