うさぼう(@usabo_tweet)です。
後追いですが、やる気クエストの書評記事を書きます。
これまでのあらすじ(~3巻)
やる気地図の3つ目の条件を明らかにしたジュンたち。脳は理由もなくやる気を節約しているわけではない。死なないため生きるため、いざという時のためにやる気をストックしているのだとシーホースは言います。訪れたカジノの景品でシーホースが目にしたもの。それは究極技術(アビリティ)習得に必須ともいえる最重要アイテムでした。
4巻のみどころ
4巻は再読しているうちにすっかり推しキャラになったデシが大活躍します。あとジュンも要所要所で"ひらめき"を見せていきます。ジュンの強みはリーダーシップもさることながら、大事な何かに気づけるところなのかなと思います。
4巻の最初にデシは魔法大会に出るよう皆からそそのかされます。
「あなたしかいない」
「早くとらないとなくなってしまう」
普通そんなことを言われるとやる気が出そうなものです。アージリス女子に魔法って言ったらデシしかいないなんて言われると頑張っちゃいそうなものですが、冷や汗をかき鼓動が激しくなるのがデシなのです。シーホースいわく、自信がなく不安を抱え込みがちな人間は常に緊急事態、結果的に汗や心拍数、血圧の上昇にやる気を転用してしまうのだとか。
しかしそんなデシがあっさりと5戦で5勝します。それは、以前戦ったことがあるあるいは同種のモンスターが敵だったからです。記録による場慣れは、デシのようなタイプにはとっても力になるのです。
そんなデシに立ちはだかる未知なる的合体生物(キマイラ)。しかし、デシは落ち着いていました。記憶を応用してメンバーに指示出しを行い、未知の敵キマイラを倒すのでした。一見初めてのことに見えても、分解すれば記憶を応用しやすくなるのだと気付いたのでした。
無事にログパッドを手にしたジュンたち。その後エリスの塔でも数々のトラップに悩まされるジュンたち。しかし回を重ねるうちにログパッドの記録を行動に活かすことを覚えます。
同じルートは余計なやる気を使わずに進むことができますし、待ち時間やムダなルートを回避することもできます。記録を活用し見事に最上階にたどり着いたジュン達に待ち受ける未来とは。。
5巻に続きます。
今日からできるやる気Tips
- 内向的なメンバに強引な指示は禁物(切実!)
- 過去の経験を活用できるタスクは落ち着いて実施できる
- 初めてのタスクも分解してみると記憶が応用できる箇所が出てくる
- 記憶の補助に記録が役立つ