うさぼうです。ご無沙汰しております。
だいちくんのトータルコーディネートセッションが10回目だったので記念に記事にしておきます。
ちなみに10回目だねという話はセッション中には一切ありません。
いつもと変わらず淡々と話していくのみです。
- トータルコーディネートは傾聴サービスである
- 内省好きで会話が苦手な人にぴったりの傾聴サービス
- 傾聴サービスをWinWinにするちょっとした気遣い
- 終わりに
- 傾聴サービスを提供し合うときに気をつけてみるとよさそうなこと
トータルコーディネートは傾聴サービスである
まず聞いたことない人向けにトータルコーディネートというサービスについて紹介します。
これは洋服の全身コーディネートのような誤解を招きそうなネーミングではありますが、だいちくんが提供する個人向けコンサルティングサービスです。
コンサルティングとコーチングという2つの手法を使い分けながら、だいちくんのあらゆるリソースを使ってクライアントが目指すところに伴走してくれるサービスです。
知識面で解決策を提供できそうな時はコンサル、そうでない時は問いかけを行い本音や意志を引き出すコーチングというハイブリッド型です。
というとすごーくだいちくんがリードしてセッションを進めてくれているように感じるかもしれませんが、実はそうではありません。
むしろ私が多くをしゃべり、適宜合いの手を入れてもらうようなスタイルです。
そう、傾聴してもらっているのです。
内省好きで会話が苦手な人にぴったりの傾聴サービス
話す人にとって一番心地よい傾聴ってどんなものでしょうか。
自分が話したいことを話したいように話せることだと思います。
トータルコーディネートセッションは、事前に話したいテーマをGoogleドキュメントに並べておきます。今日だと9個。
そのうち1−2個はだいちくんから追加してくれる。
話したいことを話したい順番に話して、アイデアを広げたり、共感を得たり、次のアクションを見出したりすることは一つひとつが楽しいです。
とはいえ1時間以上話し続けると脳は疲れてきます。
だから開始前時点で一番大事なもの(あるいは気がかりなもの)から順に話を進めます。
これ、会話が得意な人にとっては「何を今さら」な内容かもしれません。得意な人は極めて自然に、状況に合わせながら会話を組み立てて行けるからです。
しかし、一人で考える「内省」資質が強くて、他人との会話にエネルギーを要する人にとっては、なかなか自分のペースに持っていくことができません。
結果として、相手のペースに合わせながら自分が話したかったことのいくつかを話して終わることも珍しくありません。
さらに相手は会話が乗ってくると、こちらの想定を超えた脱線も増えてきます。これは定時退社したい人にとっての夕方の割り込みタスクのようなものです。話の延長線上だし、いいアイデアだとしても、嬉しく思わない人もいるのです(決してその人自体が嫌いとかというのではなくて)。
トータルコーディネートセッションは、話し手のペースに合わせてじっくり聞いてくれます。そして心地よい合いの手や問いかけや解決のためのアドバイスを提供してくれます。
内省好きで会話が苦手な人にもぴったりの傾聴サービスなのです。
傾聴サービスをWinWinにするちょっとした気遣い
しかしここには少しトリックがあります。
だいちくんのトータルコーディネーターを受ければ誰でも心地よくベストな結果が得られるかというとそうではないと思っています。
3つにまとめてみました。
- だいちくんの強みや資質をよく知っている
- だいちくんを信頼し切っている
- 自分なりに試行錯誤している
まずはサービスを提供してくれるだいちくんの強みや資質を知っていることです。もちろん色々なことができる人。だから今セッションでお願いしていること以外にも発揮できることはたくさんある。
その中で、僕がだいちくんに借りているのは、「想いと状況をインプットした時の判断」です。彼は共感もできるけど、熟考して即断できるところが強みです。
そしてその判断の素晴らしさはご自身の行動に体現されています。合わないと感じた環境から離れる勇気、尊敬する人からの学び取り、気の合う友人との築き上げなどなど。
いつの頃からか(たぶんわりと最初から)こうした姿勢や価値観を全面的に信頼しているからこそ、このセッションはうまくいっているのだと思います。
これをラポールというのでしょうか。テクニックとしてラポールは築くことができるのかもしれませんが、誰でもどんな時でも、というほど簡単なものではありません。
支払う金銭に見合った価値を受け取ろう、お金を払っているのだから好き勝手に話そう、という姿勢ではこうした信頼関係を築くのは難しい気がします。
最後に、セッションに何かを委ねることはありません。思いついたアイデアを掘り下げるのも、実行するのも、取り下げるのも自分自身です。今こう思ってる、いつかこうしたい、だめかもしれない、やっぱダメだったなどなど。
傾聴してくれる人が楽しくなるようなドキュメンタリーを届けること。
これがWinWinのセッションを実現するほんの少しの工夫です。
終わりに
ということで、だいちくんのトータルコーディネートサービスを一番楽しめる(そしてだいちくんも楽しんでくれてると信じられる)のは僕であるという妙な自信が生まれて仕方がありません。
これははっきり言ってキモい。これでは締められない。
なので最後に、傾聴に限らず対話型のサービス(コーチング、コンサルティング、傾聴など)を提供したり受ける際に気をつけるとよいと思うことをまとめます。
傾聴サービスを提供し合うときに気をつけてみるとよさそうなこと
<受ける側>
- 提供相手を事前に知り、信頼できるかよく考えること
- 事前に仕入れるのが面倒なタイプは話しながら見極めること
- 提供された問いかけ、アドバイスなどを受け入れて考え行動するのは自分であることを忘れない
- お金払って何かをもらうだけじゃない。信頼→感謝→行動は提供側に何倍ものリターンをお返しできる
<提供する側>
- 受け手が自分を知り、信頼を置くのに役立つ情報を開示すること
- 開示だけでなく話しながら信頼関係を築けるよう心がけること
- 受け手の期待を知り、それに応えつつ少し上乗せを心がけること
- 値切りたい人だけじゃない。価値に満足してる人に対しては、やってくれることや受けられる価値が増えるなら他にもお願いしたいと思っていることは意外とある
<双方>
- 相性(人としてだけでなくその人のステージとかタイミングも含め)があるから、人気とか急成長とかの印象だけで選ばない
- どんどん試してみる(そんな簡単に試せないなら、どんどん事前調査する)
- 1on1で対面しなくても、オンライン通話でも、SNS上のやりとりでもこうした対話は可能、形態より中身
- あと、対等な位置関係で何かを一緒に目指すとか何かを創り上げるってのがうまくいく場合もある
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