photo by USACE Europe District
事例:偉業達成
A社のCIOは背筋がゾクゾクするような達成を祝いました。A社の全システムが最新技術による柔軟性のあるアーキテクチャで構成され、グローバルで競争力のあるサービスを提供できるようになったのです。この達成のために日本及び海外の各拠点で最大最強のプロジェクトチームが組織され現実及びバーチャルでプロジェクトに従事しました。プロジェクトメンバーはこれまでに達成したことのないとてつもないことを成し遂げようと考えていました。CIOからの戦略をメンバー一人一人が理解し、二十四時間休みなしのシフトを組み、共同戦線を張って臨みました。A社がこのゴールに到達したとき、各拠点でお互いに祝福すると共に、オンライン上でも自身の貢献を主張するコメントであふれ返っていました。そしてこれほどの達成を果たしたばかりなのに、それぞれ次のもっと壮大なゴールに向かう準備ができています。
(幸せな未来は「ゲーム」が創るのヘイロー3の文面を元にusaboが記載)
共感できるストーリーを用意する
冒頭、お粗末な事例で申し訳ありません。一般的なプロジェクト成功事例よりも壮大なストーリーが描けなかったためサンプル的にゲーム事例をITプロジェクトに置き換えてみました。
ゲーミフィケーション適用の根底として、共感できるストーリーや世界観は重要だと思います。CIOからIT部門長に、部長に、メンバーに、協力会社のメンバー一人一人にまで伝わる心震えるストーリーを作りたいものです。
そして、戦略や方針にそのストーリーが一貫して表現されていることも重要です。IT戦略に、ガバナンスに、投資に、組織・人材に、ソーシング戦略、サービスに、リスク管理に、アーキテクチャに。
終わりに
100日チャレンジも29日目です。ゲーム化の工夫軸で今度はCIO役割を考えていこうとしていますが、最初に共感できるストーリーを考えるのはとても楽しい試みだと思います。1人で、複数人で、ぜひいろいろな形で考えて表現してみることをお勧めします。
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