うさぼう(@usabo_tweet)です。
偏学マップを共有したところ思いがけない企画が実現することになりました。ライフエンジンで知り合った梨木ハルトさんに音楽理論の基礎を教えてもらえることになったのです。しかも今回はハングアウトではなく、リハーサルスタジオに入ってのリアルイベントです。ハルトさんの1stシングルDirectionsを通じていろいろ学んじゃおうという豪華企画です。
バンド活動に必須だった耳コピー
なぜ理論を学びたいかを書くに先立ち、本記事では私の耳コピーの方法を紹介します。耳コピーとは、楽譜を見ずに耳で音を拾うことです。
学生時代の私のバンド活動はほとんどが耳コピーでした。音感が鍛えられるとかTAB譜には間違いがあるとか諸説ありますが、楽譜の出てない洋楽曲をコピーすることも多く、耳コピーは必須だったのです。
私の耳コピーの手順
原曲の通りにコピーすることを完コピと言います。完コピは理想の一つですが、ライブ音源など音質が悪いと想像で弾くしかないこともありますし、時間がない場合は簡易的にコピーしておき、徐々に完成度を上げることもあります。
特にベースは伴奏として和音の根っこを支えることと、リズム楽器とシンクロする役割を担います。なので細かいベースメロディを奏でることよりは、曲の構成を把握し、コード進行を覚えることを優先します。
図では、最低限必須の「まずやること」と「余裕が出たら」に分けています。
まずやること
ステップ1:まずは曲の構成をメモします。イントロ、Aメロ、Bメロ・・とどういう構成になっているかを聞きながら書きます。
ステップ2:続いて、各小節のコードのルート音を拾います。ここからは楽器を使います。聞きながらいくつか音を試していくだけなので決して難しくはありません。難しい箇所は飛ばしてもいいのでいったん全体を拾います。
ステップ3:一通り拾えたらメモを見ながら曲に合わせて弾いてみます。リズムはわかる範囲でコピーします。わからなければ8ビートでも構いません。
余裕が出たらやること
ステップ4:なんとなく曲に合わせられるようになったらベースラインを拾います。ここではルート以外の音も含めて、聞こえる音を極力コピーします。ここまでできればいったんコピーとしては完成です。
ただし先に書いた通り、ベーシストとしてやりたいことは、和音をボトムから支えつつリズム隊としてドラムとビシっと合わせることです。
「いいベーシストが持ってるものって何だと思う?」
「周りを聞けることだよ」
ステップ5:今度はドラム、歌、ギターなど他の楽器も含めてよく曲を聴きます。ノリを合わせてキメるところはしっかり決める。後は繰り返し弾いて指になじませ、演奏中にも周りの音を聴く余裕まで出てくれば完璧です。
私が音楽理論を学びたい理由
いかがでしたでしょうか。音楽理論を知る方なら最初にキーを確認して、コードもメジャーかマイナーかなどステップ2くらいでわかってしまうのかもしれません。私のようにステップ4でヘッドフォンをぎゅっと押してじっくり聴きこまなくても鼻歌まじりにフレットを走り回ることができるのかもしれません。スタジオに入った時には得意なおかずも交えながらどんどん盛り上がっていく(羨望!)
だから私も音楽理論を学んで演奏を楽しみたい、というのが今回の偏学の主旨なのでした。こんな私のお願いに応えて下さったハルトさんに本当に感謝です。
梨木ハルトさんについて
ハルトさんはITエンジニアとして会社員をしながら、レコード会社「Swan Song inc」に所属するシンガーソングライター。そうプロのミュージシャンでもあるのです。ケルト系の香りのする楽曲に甘く切ない歌詞がのったシングルは何度聴いてもこみあげてくるものがあります。
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