読みたい本があるのになかなか手が伸びず積読になる。そんなことありませんか?
誰かに読んでもらうことで、かんたんに読み進められることもあるのでご紹介します。
私には難しかった昭和史
8月8日(木)にちきりんさん主催のソーシャルブックリーディングがあります。毎年開催されており、今回は4回目です。
ということで課題図書である半藤一利さんの昭和史を読み進めています。読み進めようとしていました。
hontoで読みつつ年表作成しようとして挫折した
慣れたKindleではなくここはhontoでしょ!とアプリを導入し、購入。Kindleよりページがさくさくめくれるしいいじゃん、と思っていたのも数日。
残念ながら中学の頃から社会は大の苦手。というか理解なき暗記に意味はないなんて青臭いセリフと共に、若気の至りで歴史を理解する機会をも失っていました。
軍や内閣、関係諸国と登場人物が多岐にわたり、活字を追ってもちっとも頭に入ってきませんでした。
だからダッシュボードを作ろう!ということでまずは年表と大きな史実を並べました。
この後は年ごとに細かく史実を追ったり、関係者を横軸にとってその行為に至った(至らざるをえなかった)背景をつかんでみようとしていました。
自分のアタマで考えようの第4章縦と横に比べてみようで紹介されていた方法です。
この方法は移動中の時間を使えないのがネックでした。
そこで思いついたのがオーディオブックです。戦前だけでも36巻、1巻823円で30分強です。もう少しトライしてみようと読み進めていました。
気になっていたオーディオブックに手をつけたら想像以上だった
さすがにあと1ヶ月ちょっとになったので焦って手を打ちました。具体的には、ちょうど読んでいる張作霖爆殺事件の章をまず買ってみました。
するとこれが想像以上に面白いです。さすが昭和史の語り部。元は講義が先で後に書籍化されたようですが、情景がつかみやすく、引き込まれます。
目で追っていてもいまいち掴めなかった天皇が沈黙に至った背景がすっと理解できました。
活字にはない情報が付加されてきて理解が進んだ
これは例のhontoさん主催のイベントで、他チームからアイデアとして出ていた本の読み聞かせです。誰が読むかは非常に奥が深く、新しいマーケットになり得るのでは、との話も出ていました。
また、自分で分厚い本を最後まで読み切れる人ばかりではない、という問題提起もされていました。まさに私のことです。今回は特に、口調やイントネーションが補助情報となり、複数の登場人物を聞きわけやすくなりました。
読書メモを拝借したら流れがつかめた
もう一つは、ちきりんさん読書メモ*1で全体をスキャニングしました。これは自分のアタマで考えように真っ向から反対するもので、問題集の答えから見ていくものかもしれません。
しかし張作霖の章をオーディオブックの後で読んだ時に、抜粋と感想が並んでいてしっくり来たのでそのまま読み続けてしまいました。
そして、続きはオーディオブックでポツダム受諾までを聞き、最後は書籍で読み切りました。
終わりに
ということで読書メモで飛ばし読みした箇所を中心に今後は読み進めていきます。
また、登場人物(天皇、内閣、軍、マスコミ、国民、関係諸国)やどういう教訓が見出せるかなども考えながら時間の許す限り再読したいと思います。
もしオーディオブックいいかも、と思われた方はFebeからどうぞ。
うさぼう(@usabo_tweet)でした。
ソーシャルブックリーディングの課題図書はこちら
参考図書はこちら
*1:読書メモは冒頭のちきりんさんエントリの最下部にあります