うさぼう(@usabo_tweet)です。読書会を始めたらそのことばかり考えています。『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』も再読すると、これがまた面白い。ほんとに以前全部読んだのかというぐらい新しい発見があります。ペンを持って読むとまた違うんです(話は尽きず・・こちらは読書会で)
「主催」は、主体性を発揮する非常にいい方法
仕事でもっと主体性を発揮しろと言われたり(お恥ずかしい限りですが)、メンバーにもっと発揮してほしいなと思ったり、子供にどうすれば主体性を持ってもらえるか悩んだり。主体性に関わる問題はあちこちに転がっています。
他人が関わるタスクに限らず、自分が設定したタスクについても主体性は関係します。やろうと思って始めたもの、依頼されて追加したもののうやむやになって放置しているもの。未完了のまま主体性を失ってしまったタスクに息を吹き込む方法があれば。
有言実行も効果的です。誰かに宣言してしまって、引き下がれない状況をつくって奮い立たせる方法です。
さらに効果があるのが、この「主催」というやつです。主催者には中心になって進める自由と、参加者を率いる責任があります。
今回の読書会でいえば、開始と終了を決めるのも、進め方を決めるのも、何か想定外の事象が発生したときに対策を考えるのも、自分自身です。もちろん参加者と相談はしますが、最後の決定は自身で行うつもりです。そうさせてもらう自由があり、そうすることを期待されると考えています。
自分自身がこのモードになっている限り、そう簡単にこのタスクのことを忘れないでしょう。日々この本を読み直し、本について考え、このトピック上で交わされる内容を消化し、膨らませる方法を考えている気がします。
これは非常に健全でいい状態なので、ぜひ成功事例として再現したいところです。
誰かにもらったものが主催に変わる3つの条件
一方で、ずっと取り組んでいたのにちっとも主体的になれなかったものがあります。主催していい、君の好きなようにやりなさい。そう言われ続けたにも関わらずです。
昔とはいえ仕事の話なのであまり具体的に書けないのですが、3つ理由があります。自分自身でその取り組みの意義が中途半端だったこと、権限委譲が中途半端だったこと、周りも中途半端だったこと。
ひとつひとつ振り返ってみます。
条件1)取り組みの意義が十分感じられること
きっかけは誰かからの持ちかけであっても、自分自身でその意義を十分に感じていれば始めれますし、続けられます。今回の読書会がそうです。
普段から好きでやっている読書の内容を、誰かと共有すると面白いに違いない。自分でアウトプットすることも面白いし、誰かの書評を読むのも面白い。この2つを密度濃く実現できるなら、ぜひ試してみたい。
条件2)十分に権限委譲されること
次に権限委譲の件。その取り組みの時にはカネが中途半端でした。もちろん意義を十分に感じてカネの制約を取っ払うまでに至れば別でした。でも、たとえ意義が中途半端でも、カネの部分がもう少し妥当であれば結果は変わった気がします。
考えるにも作るにも資金は必要です。何から何まで自分でやるには時間も能力も制約になりますし、最適なやり方とは思えません。そういう意味で、権限委譲が中途半端だったと振り返ります。
条件3)共感できる仲間がいること
最後に周りの中途半端さについて。これは今回の読書会の参加者について触れるものでは決してないですし、これから参加して下さる方に、変なプレッシャーを与えるものでもないので、先に断わっておきます。むしろですね、書き込みなんてなくても、参加する、って言ってくれるだけで大喜びです。少なからず読書会や本のことを面白い、と思ってその気持ちを伝えてくれる。こんなに心強いことはありません。
その取り組みで私が主催になれなかったのはこの周りによるところも大きいです。私自身が感じきれなかった意義、取り組みを通じて誰がどう喜ぶのか、について周りから何も感じ取ることがなかったからです。
反省点としては、この3つが揃っていないと薄々感じつつも、続けてしまったことです。結果的に半年以上もやもやした状態で続けてしまったことは、自分にも周りにもよくなかったのは間違いありません。今後同じようなことがあれば、正しく自己評価し、判断すること。そして判断結果が、NOであれば、断る勇気を持つこと。
終わりに
今日の記事を書いたことで、過去の負の遺産を少し浄化できたような気がします。そして、連日の投稿ですみませんが読書会はまだまだ募集中ですので、興味のある方はぜひ連絡お待ちしています。
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アイキャッチ画像は、ぱくたそ「海外の反応】ガッツポーズする外国人 [モデル:Max_Ezaki]」です。主体性を発揮するイメージにふさわしい勢いを感じます。