うさぼうの人生ダッシュボード化計画

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書評:アウトライナー実践入門~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~Tak.著

 

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 紙で読みたかった本がようやく紙で読める!

 

うさぼう(@usabo_tweet)です。

 一年前にアウトライン・プロセッシング入門を読み、Workflowyと戯れてきました。いまや私にとってWorkflowyはブログ、Twitterと並ぶ三大ツールの一つです*1

usabo.hatenadiary.jp

質問1:購入の経緯は?

Twitterのタイムラインで知りました。知るべくして知ったとも言えます。自身のタイムラインがいい状態に保たれていることを示せて光栄です。発売前夜のカウントダウンもいい思い出です。アウトライン・プロセッシング入門の時もそうだったのでしょうか。あの時はまだ私はこの波の近くにはいませんでした。

質問2:本の対象読者は?

書くこと、考えることに携わる方にお勧めします。いや、むしろ意識して書いたり考えたりしてない方にこそ、読んで頂くと新しい世界が開けるかもしれません。

 

前著と対象読者は同じとも言えますが、紙の書籍になったことでより広い読者層に届けばと期待しています。活版印刷で普及した聖書のように、電子書籍では届かなかった方にも楽しんで頂けるのではと思います。

 

また、私のように電子書籍で読んでいたけど紙で読みたかったという方にも嬉しい話です。スマホ画面ではアウトラインの実例を味わいきれませんでした。書斎の手の届くところに置いておくのにちょうどよいサイズです。

質問3:著者の考えはどのようなものか?

最初に固めてしまう「文章のアウトライン」とアウトラインを利用しながら文章を書き、考えることの違いが説かれていきます。見出しと本文が切り離されず、加工しながら結果を探っていく、プロセス型アウトライナーを体感できます。

 

アウトライン・プロセッシングの技法は知的生産(という言葉)に限定されず、生活全体に適用できるものです。

質問4:その考えにどのような印象を持ったか?

文章を仕上げる上ではプロダクト型アウトライナーが向いているのでしょう。とはいえ、アウトライナーに対する印象を打ち破り身近なものにしてくれたプロセス型アウトライナーの存在は大きいです。その代表がWorkflowyです。

質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは?

Workflowyは私にとってはあくまでも「動かすための一時的な場所」です(Part6 <文章を書き、考える>アウトライン・プロセッシングの現場「倉下忠憲さん」)

執筆に使うツールにおけるWorkflowyの位置づけが表現されています。例えがイマイチなのを承知で言うならば、送りバントで確実にスコアリングポジションに進める2番バッターです。

 

例えがイマイチな理由は、野球のようにシリアルに出塁から得点が進むのではなく、アイデアは同時多発的に、並行して出塁するからです。それらをひとまとめにして抱え、脳内での結合・配置転換を容易にし、前に進めてくれるのがWorkflowyの得意とするところなのでしょう。連載記事を集合体としてとらえる例も紹介されています。

 

Workflowyによって、発想と成果物の間に文章化しつつも流動的な状態、「リニアだけど仮」の状態を作れるようになったのが大きいです(Part6 <文章を書き、考える>アウトライン・プロセッシングの現場「横田明美さん」)

横田さんの対談では マインドマップアウトライナーの併用が印象的でしたが、単に発想するだけでなく、人に読まれる文章を意識できる点が大きな違いだと感じました。

 

質問6:類書との違いはどこか?

類書を前著「アウトライン・プロセッシング入門」だとすると、紙になったことが私には大きいです。スマホで読んだ電子書籍を、パソコンで再読した時に景色が変わりました。さらに深みを味わうことができる気がしていて、楽しみにしています(まだこれからの話です)。

質問7:関連する情報は何かあるか? 

まずはランディングページです。

アウトライナー実践入門

 

続いて、倉下さんの紹介記事。

rashita.net

彩郎さんの紹介記事。(この本が日本語で書かれていて本当によかった、に同意します)

WorkFlowyの真価を引き出す必読文献『アウトライナー実践入門~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~』(Tak.著)

終わりに

実はまだPart6しか読んでないです。他はぱらぱらめくった程度。でもアナログだからこそ、ページをめくると紙の匂いがします。この匂いは僕の脳内のより深いところにアウトライナーを浸透させてくれそうです。ぜひお手元に!

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最後まで読んで頂きありがとうございました。よければシェアお願いします。

また、定期購読も心待ちにしています。うさぼう(@usabo_tweet)でした。

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*1:タスク管理のツールが出てこないのは驚きです。別途掘り下げて記事にしたほうがよさそうです