ダッシュボードツールを探す旅に出る。と決めたのは昨日のことです*1。
世界には、集まった生データを、さくっと簡単に、お洒落なダッシュボードに表示してくれる強力なツールがごろごろしているはず。期待に胸を膨らませて情報収集に取りかかりました。
ところで私の海外旅行のおともは「地球の歩き方」です。
初めて語学留学でアイルランドに出かけた時も、家族とヨーロッパ旅行した時も、出張で中国や東南アジアに行った時も、ポケットにはいつも「地球の歩き方」を忍ばせていました。
一度だけ地球の歩き方を持たずにストップオーバーで香港に立ち寄った時は驚きました。この土地の見どころは何なのか、美味しいものはどこに行けば食べられるのか、右も左もわからずいつのまにかスターバックスに入って見慣れたメニューを注文してしまっていたことは、若かりし頃の苦い思い出です。
ということで今回のツール発掘ツアーに際しては、Web業界のダイヤモンド・ビッグ社ことferret社*2の以下の記事を参考に、どこを旅するのがよいのか下調べをしてみました。
ダッシュボードは「指標」と「地図」の2種類がある
私がこれまで考えてきたダッシュボードは、大きく2種類あります。指標を設定してグラフ表示するものと、プロセスや要素を並べて地図のように表示するものです。
今回(前篇)は「指標」をわかりやすく表示するツールに注力
本日は前者を優先して調べました。
データをどう取り込むかと、どんな表示ができるかがポイントです。
5つに絞り込んで概要を調査
先の10選の中で、グラフ編集が可能なものは以下の5つでした。実際に使ったわけではないので直観的に好印象なものから順に並べています。
1.のinfoactiveは米国シカゴのスタートアップ企業。Googlドライブと連携可能でリアルタイムにデータが反映されます。インタラクティブな表示もできそうです。Googleスプレッドシートにデータを置く運用さえ考えれば、PCでもモバイルでもダッシュボードが見れちゃうんじゃないの?と非常に期待が高まっております。
2.のeegraph(イーグラフ)はなんと国産です。運営は、2012年設立の渋谷にオフィスを構えるシーグ株式会社。ランディングページの見栄えからして非常に洗練された印象を受けます。3ステップでグラフができるぜ、とユーザに優しい面も見せてくれています。グラフメインのダッシュボードであればこれは有効かもしれません。
3.のpiktochartはマレーシアに本拠地を置くスタートアップ企業です。こちらも2012年にローンチしており、中小企業や教育機関で人気を博しているようです。Googleドライブとも連動できるようですが、見栄えはちょっと海外のインフォグラフィック、という印象です。
4.のcreatelyはもちろんグラフの数字変更は可能なのでここに掲載していますが、テンプレートの中にはチャート作成に関するものも多いように感じました。Google Analyticsのデータをインフォグラフィックにしてくれるサービスがあると小耳にはさんだのでvenngageを抑えて4番目に並べております。そうそう、このツールの運営はオーストラリアのメルボルンを本拠地にするCinergixです。
5.のvenngageはカナダのトロントの会社です。Googleドライブと連携できてテンプレートが揃っているので、1位との差は何だと言われればテンプレートのパーツの見た目としか言いようがありません。ですので実際に見てみるとここから順位が変動する可能性は多分にあります。
終わりに
そういえばferretの10選には入ってませんが、グラフのWebサービスといえば、はてなグラフも思い浮かびます。
シンプルながら、グラフを重ねて表示できる点、同じタグの他のグラフを見ることができる点が魅力です。同じ指標を使って目標に向かって取り組んでいる人達とゆるくつながることができるこの機能は、どこかで役に立つ気がしています。
旅程としては、私が東京住まいですので、渋谷→(新幹線)→京都→(バス)→関空→(飛行機)→O'hareという順でしょうか。その先はピザ食べてから考えたいと思います*3。
(シカゴ名物 ディープディッシュピザ)
うさぼう(@usabo_tweet)探検隊でした。