うさぼう(@usabo_tweet)です。
質問1:購入の経緯は?
この本の冒頭の「グライダー」が。中学生の時に国語の文章題で取り上げられていました。推薦図書になってましたし、面白そうでしたので手にとりました。
あれから20年以上経ち、倉下さんの本を読むようになって改めてメタ・ノートという言葉を目にするようになったのでまた実家から引っ張り出してきました。
質問2:本の対象読者は?
整理学と堅そうな題名ではありますが、学問として体系立てたい人よりも、思考の整理に興味がある人に向いています。エッセイの集まりなので気になるタイトルのところだけ読むこともできます。
2014年7月30日の以下の記事にもありますように大学の生協でも売れているようです。大学で学びたいことを探したり、考えることについて考えるためのよき手引きになるのでしょう。
質問3:著者の考えはどのようなものか?
自分はどういう考え方をしているのか、ということを意識するには、ほかの人の型に触れるのが有効である。この本がそういう意味でいくらかでも読者の役に立てば幸いである。(あとがき)
ハウツウものにならないようにしたつもりである。
質問4:その考えにどのような印象を持ったか?
著者のものの見方や考え方がコンパクトにまとまっています。たとえが上手ですっと入ってくるけど決して押しつけがましくはない。嫌味のないいい文章だなと、ざっと読み返してみて感じました。
質問5:印象に残ったフレーズやセンテンスは?
今回一通り再読したわけではないので、中学生のころに印象に残っていたタイトルを列挙します。
- 朝飯前
- 寝させる
- メタ・ノート
- とにかく書いてみる
朝飯前の時間が最高なら朝食を抜けばいい。
寝させると考えが凝固する。
わが思考、すべて、この中にあり というあこがれ
全速力で走っている自転車は、すこしくらいの障害をものともしないで直進できる。
これらはどれも私のこれまでの人生に反映されています。
逆に、それ以外の、タイトルを見ても内容が思い出せないものは、再読してみたいところです。先日ソーシャルリーディングの皆さんとシェアミーティングをした時に「忘れてるだけで絶対に活きている」という話がありました。
そういう再発見と、当時まったくスルーしていた内容への新発見。再読は当時の自分の柱のキズを見ることができる貴重な体験になりそうです。
質問6:類書との違いはどこか?
梅棹さんの知的生産の技術もそうですが、ハウツウを語るものではなく自分のやり方を紹介するにとどめています。これは現代のライフハックに通ずるものだなと思う一方で、勝間本が思い出させるのですが、非常に具体的な取り組みを紹介したものが多い点で、時代の移り変わりとともに伝え方の変化も感じます。
知的生産という領域が成熟してきたと言えるのかもしれません。
質問7:関連する情報は何かあるか?
再読してみて何か気づいたら追記することにします。
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また、定期購読も心待ちにしています。うさぼう(@usabo_tweet)でした。