うさぼうの人生ダッシュボード化計画

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昭和史を読んで感じたこと

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photo by malik ml williams

ちきりんさんのソーシャルブックリーディングまであと21日です。結局通しで読むことはできていませんが、あるところはしっかり読み、あるところはオーディオブックに読んでもらい、多くのところは飛ばし読みをしながらそれーとなく一通り読み終えました。

 

 その課題図書はこちら。

 いくつか感じたことを。

 

まずは外国に対するとらえ方がかなり今と違うんだろうなと思いました。花燃ゆを観ていても感じるのですが、異国を恐れてはならぬ、異国には負けない、という思いが強いですね。だからこそ一度も植民地にならなかったのかもしれません。そして一時期は増える人口の流出先として満州が必要だった背景もあるようです。土地を強制的に奪ったり、安い金で買い取ったりしたことは決して誇れるものではないですね。

 

次に天皇の存在も違います。私が生まれた時には昭和天皇はおじいさんで、それこそ新年あけましておめでとうと穏やかに話す姿しか印象にありません。お上のためにと多くの若者が命をかけ、ポツダム宣言受諾の苦渋の決断をし玉音放送を発した方と同一人物となかなか思えていないです。

 

最後に、軍隊の運営に関して、わかっていながら変えられないこととか、計画が無謀で杜撰でも勇戦敢闘であれば責任が問われないといった日本人ならではの弱点も触れざるをえません。

 

三八式歩兵銃の弾丸を作り過ぎたから、ある間は使わなければならなかったノモンハンの話とか、戦車が薄い理由が日本の鉄道のレールが狭くて運べないからとか、起重機が弱くて50トンもあると持ち上げられないからだとか。それだけ聞くと明らかにおかしな話ですが、組織としてこういう結論になってしまうのは現在の日本にも思い当たるふしはあります。

 

我々は多面的な情報を取り入れて自身で判断していく必要があります。このソーシャルネット時代、そう簡単に統制なんてされないのでしょうが、海外から日本がどう見えてるかも含めて見えてる状態でいたいなと思いました。

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